モチベーションがないんじゃない。失敗を怖れているだけだ。

最近、始めた手帳術(ノート術)で「バレットジャーナル」というものがある。

バレットジャーナルはADD(注意欠陥障害)と診断された人が頭の中を整理するために編み出したノート術のことで、注意力散漫な自分にピッタリだと思っている。

ノート1冊とペンさえあればできるという手軽さもいい。自分の場合は、A5サイズのシステム手帳を使ってアレンジしているが。

ネット上には、このバレットジャーナルのやり方についてたくさんの記事や動画がアップされているが、まずは公式本を読むことをお勧めする。テクニカルな部分より、マインドの方にこのノート術の本質があると思うし、それを理解するには公式本を読むのが一番だからだ。

その公式本の中で、特に自分に響いたのが

「問題はモチベーションが欠けていることじゃなく、失敗が怖くて挑戦をためらう気持ちが問題だった。」

というワンフレーズだ。

日本人は親の教育や学校教育の中で極端な〇×思考を植え付けられる。正解を書けば〇、間違えれば×。〇が多ければ得点も高い、優秀である、と。

いつしか自分はスマートに「〇」(正解)を求めることしかできなくなっていた。

しかし、現実社会では何が正解かなんてやってみなきゃわからないことの方がほとんどだ。

そして、失敗することは悪ではない。貴重な教訓を与えてくれるし、成長の糧となる。

とにかく、結果(失敗)を怖れずに勇気を出してやってみることが大切なんだ。

・・・これが、頭ではわかっているつもりでも、なかなか実践できずに、今の今まできてしまった。

問題は「モチベーション」ではなく、「勇気」の問題だということが、今回この公式本を読んで、深く自分の心に刺さった。

やる気がないわけじゃない。むしろやる気はある方だと思う。ただ、それでも腰が重い、先延ばしにしてしまう、というのは、極度に失敗を怖れている証だ。やり方を検討したり、思考をこね回したりして時間を浪費してしまうのが毎回のパターンだ。

この問題を克服し、どんどん行動・実践していくために必要なのが、「意志力」であり、それを育むための有効なツールが「バレットジャーナル」だと思う。

結果はコントロールできない。行動には常にリスクを伴う。しかし、なにかに挑戦しなければ、挑戦した結果も決して生じないし、挑戦した痕跡さえも残せない。年老いてから「あの時もっと勇気を出して行動していたらどうなっていただろう?」と後悔しても後の祭りだ。

「今、このリスクを冒すだけの価値はある」と信じる許可を自分に与えよう。

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